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シックハウス症候群とは?症状と対策について
お役立ち情報2020.06.29
シックハウス症候群とは?症状と対策について

「シックハウス症候群」について、知ってはいるけれども実はよくわからないという人もいるでしょう。
ここでは、シックハウス症候群とはどのような症状が出るのか、対策はあるのかについて詳しく解説していきます。

1. シックハウス症候群の症状について
シックハウス症候群の症状について

シックハウス症候群という言葉は、1980年代に欧米で問題となった「シックビルディング症候群(換気の悪いビルの中にいることで起こるさまざまな病気・症状)」から派生した和製英語です。

ビルではなく家にいることで起こるさまざまな体調不良をあらわす言葉として、1990年代半ば頃から日本で使われるようになりました。

シックハウス症候群の主な症状として、以下のようなものがあげられます。

 

・目や鼻、のどなど、粘膜に感じる刺激や乾燥感

・皮膚のかゆみや発疹

・頭痛やめまい、吐き気

・疲れやすい、集中力の低下

・嗅覚や味覚の異常

 

これらの症状がすべて出るわけではありませんし、また、これらの症状が出たからといって、必ずしもシックハウス症候群であるとはいえません。

しかし、住環境が変わった際にこれらの症状があらわれた場合は、シックハウス症候群を疑ってみるほうがよいかもしれません。

 

2. シックハウス症候群、原因は「家」だけ?
シックハウス症候群、原因は「家」だけ?

「シックハウス」という言葉から、シックハウス症候群を引き起こす原因は「家」にあると思われがちです。

しかし、果たして「家」だけがすべての原因なのでしょうか。

 

シックハウス症候群を引き起こす原因には、さまざまなものがあります。

その一つが化学物質です。

例えば、接着剤や内装材、塗料などに含まれる以下のような化学物質は、シックハウス症候群を引き起こす原因として挙げられることが多いです。

 

・ホルムアルデヒド

・トルエン

・キシレン

・クロルピリホス

 

ただし、これらの化学物質に接触したからといって、すべての人がシックハウス症候群になるわけではありません。

健康に影響が出る化学物質の量や接触期間は個人差が大きく、同じ環境に住んでいる家族であっても、シックハウス症候群になる人とならない人がいる場合もあります。

 

しかし、一般的には、化学物質の濃度が高い室内に長期間いた場合にシックハウス症候群になりやすいとされています。

また、化学物質以外にも、ダニやカビ、温度や湿度などがシックハウス症候群の原因になっている場合もあるといわれています。

さらに、周囲からの騒音や振動、生活環境が変わったことに対するストレスなどが起因していることもあるといわれているので、一概に「家」だけが原因であると断定しづらいのが現状です。

したがって、シックハウス症候群と思われる症状が出たとしても、原因が何なのかを判断するためには、病院で十分な診断を受ける必要があるといえるでしょう。

 

3. シックハウス症候群、4つの対策方法
シックハウス症候群、4つの対策方法

シックハウス症候群の原因の一つである化学物質への対策として、次の4つがあげられます。

 

1.化学物質を遠ざける

まずあげられるのは、化学物質そのものを遠ざけたり減らしたりすることです。
家を新築したりリフォームしたりする際には、ホルムアルデヒドなどの化学物質を含む内装材をできるだけ使用しないようにすることが対策の一つだといえます。

 

2.化学物質の残存量を減らす

さらに、使用量を減らすだけではなく、残っている化学物質を早く放出させてしまうことも大切です。シックハウス症候群の原因となる化学物質は揮発性が高いので、入居前や長期の不在時に室内の温度をあげて放出させ、その後、十分な換気を行うと濃度を下げる効果があるといわれています。

 

3.室内の換気を十分に行う

換気を行うことは、空気中の化学物質の濃度を下げるのに役立つだけでなく、カビやダニの発生の抑制にもつながります。入居前だけでなく、住み始めてからも積極的に換気を行うとシックハウス症候群の対策になるでしょう。

 

4.改正された建築基準法を確認する

公的な対策としては、2002年7月に建築基準法が改正され、シックハウス対策として「居室内における化学物質の発散に対する衛生上の措置」が新たに加えられました。

(参考:国土交通省「シックハウス対策に係る法令等」)

 

主な内容は、以下の通りです。

・ 内装仕上げの制限
内装仕上げに使用するホルムアルデヒドを規制し、クロルピリホスの使用を禁止する。

・換気設備設置の義務付け
建材にホルムアルデヒドを使用していない場合でも、 原則として換気設備の設置を義務付ける。

・天井裏などの制限
天井裏などから居室にホルムアルデヒドが流入するのを防ぐため、次の3点を義務付ける。

1.天井裏などにも規定を超えるホルムアルデヒドを含んだ内装材を使用しない
2.天井裏などと居室をしっかりと区切る
3.天井裏などにも換気設備を設置する

 

これらの法規制に則った施工をしているかどうかを確認することが大切です。

 

4. まとめ〜シックハウス症候群を防ぐためには〜
まとめ〜シックハウス症候群を防ぐためには〜

シックハウス症候群は、同じ環境内であってもなる人とならない人がいます。

しかし、子どもやアレルギー体質の人はなりやすいといわれていますので、特に注意が必要です。

また、内装材などに含まれている化学物質だけでなく、他の原因が潜んでいる場合もあるので短絡的に判断しないようにしましょう。

 

いずれにしても、家族で楽しく過ごすために建てた家が、家族の健康をおびやかすことになってしまっては元も子もありません。

シックハウス症候群は、一度なってしまうと完治するのが難しいと言われているので、あらかじめしっかりと対策をしておくことが大切です。

 

芦屋を拠点に、健康で快適な生活を実現する家づくりを提供し続けている高翔グループでは、人と地球にやさしい断熱材を採用し、シックハウスの原因となる素材を軽減した特別な家、「Brass Label」を提案しています。

新築やリフォームでのシックハウス症候群が気になる方は、ぜひ一度、高翔グループにご相談ください。

 

 

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