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住宅を守る屋根選び/その形状と素材について
お役立ち情報2020.09.14
住宅を守る屋根選び/その形状と素材について

注文住宅を考えるご家族にとって、建物の外観は重要なポイントのひとつ。
しかし、屋根の形状名や素材名は、初めて聞くものばかりという方がほとんどです。
住宅を守る屋根についての基本知識に触れていきませんか。

1. 住宅屋根選びで気を付けるべきこととは
住宅屋根選びで気を付けるべきこととは

屋根は、雨風から住まいを守る役割はもちろん、外観の印象にも影響が大きく、設計の鍵となる箇所です。

屋根の基本を考え始める際は、「デザイン」と「機能」という2面から見ることをおすすめします。

 

同じ間取りでも、屋根の使い方で全く違う印象に設計することができるものです。

好みの外観「デザイン」から、相性の良い屋根材と屋根形状を導き出すことができます。

一方、耐久性や重さなど、屋根材の「機能」にそれぞれ長所と短所があります。

 

主な屋根の素材と形状から、具体的にご紹介していきます。

 

2. 住宅屋根の素材と特徴を比較
住宅屋根の素材と特徴を比較

 

住宅屋根素材の中でも、一般的に多く採用されている4種類についてまとめました。

それぞれ【耐久性】【重さ】【外観タイプ】を比較します。

 

■化粧スレート

【耐久性】20~30年程、10~15年毎に再塗装が必要

【重さ】軽い

【外観タイプ】シンプルな外観に向いている

薄く平たいセメント製の屋根材で、アパートや建売住宅に使われているのをよく見かけます。

色あせなどの経年劣化が弱点のため、屋根自体を強調させない外観に採用することが多い素材です。

 

■アスファルトシングル

【耐久性】20~30年程、10~15年毎に再塗装

【重さ】軽い

【外観タイプ】シンプルな外観に向いている

薄い板状の素材が瓦のように重ねられ、表面に細かい石粒が吹き付けられている屋根材です。

素材の特性上、水分が滞留しやすく、コケや藻が生えやすいことが弱点といわれます。

 

■陶器瓦

【耐久性】50~60年 再塗装不要

【重さ】重い

【デザイン性】日本風、ヨーロッパのカフェ風の外観などに向いている

なじみのある瓦屋根は、根強い人気があります。

屋根が重いことにより地震の揺れが大きくなると言われますが、揺れに対する強度も含めた構造計算をすることでカバーできます。

重さのデメリットは気にせず、外観の好みで採用をおすすめしています。

 

■ガルバリウム鋼板

【耐久性】30~40年程度、10~15年毎に再塗装が必要

【重さ】瓦屋根よりは軽量

【デザイン性】モダン、個性的な外観、外壁と一体化させるなど、用途の幅が広い

金属板を加工した素材で、外壁材としても一般的になりました。

雑誌に掲載されるようなスタイリッシュな住まいにもよく採用されている、人気の屋根材です。

耐久性が高く、様々なタイプの外観と相性が良いことが特徴です。

 

素材を知るにあたり、注意していただきたいのは、長所と短所は表裏一体だということです。

軽い素材は劣化が早く、頑丈な素材は重い傾向があります。

どんな屋根材でも、何十年も雨風と太陽にさらされていれば劣化するため、メンテナンスをしながら付き合っていくものです。

 

それぞれの素材との付き合い方について、正しい知識を持つことが大切だと考えましょう。

 

3. 住宅屋根の代表的な4つの形状
住宅屋根の代表的な4つの形状

 

続いて、採用の多い屋根形状もご紹介します。

 

1.切妻屋根(きりづまやね)

いわゆる三角屋根、山型をスパッと切ったような屋根形状です。

どの屋根材とも相性はよく、傾斜の角度や、軒の深さによって、全く違う印象になります。

例えば、日本風の平屋で妻側(外壁の面)を大きく見せるようにすると、瓦屋根が広がりかっこいい印象になります。

一方、傾斜を緩く軒を短くさせ、フラットな屋根材を採用すれば、シンプルでおしゃれな外観にできます。

 

2.寄棟屋根(よせむねやね)

全ての壁面に軒をかぶせる、シンプルな屋根形状です。

敷地の高さ規制をクリアする目的で利用することもあります。

アパートなどに多く見かけるため、近年では、外観にこだわりのある場合は採用されない傾向です。

 

3.片流れ屋根(かたながれやね)

一枚板をストンとかぶせたような屋根形状です。

シャープな印象の外観が好みの場合に人気が高く、また室内にロフトをつける場合に広く出来ることや、太陽光発電版を多く乗せられるメリットもあります。

一方、片側が高くなってしまうため、法制限で採用出来ないこともあります。

 

4.陸屋根(りくやね)

水平で、一見すると屋根が見えないような外観です。

3階建てで見かけることが多いでしょう。

切妻や片流れ屋根と組み合わせると、モダンでおしゃれな印象になります。

 

 

屋根形状の判断は、デザインだけでなく、土地の法令制限も重要になってきます。

 

高翔グループでは、道路から見えない側の工夫やいろいろな屋根仕舞いの技術など、多面的な視点でお客様のニーズに合った設計をご提案しています。

ご希望や疑問点など、どのようなことでもお気軽にご相談くださいませ。

 

 

4. まとめ~住宅を守る屋根選びのポイント~
まとめ~住宅を守る屋根選びのポイント~

 

住宅屋根の基本について、簡単ではありますがご紹介しました。

メンテナンスが必要とは知らなかったという方も多いかと思います。

屋根を語り出してしまえば、建築学上はもっと多種の形状があり、素材も日々改良されています。

法制限の計算もあるため、お客様だけでご判断いただくことは不可能です。

 

高翔グループでは、芦屋を中心に長年、住宅・リフォーム事業を展開してきました。

経験豊富な設計士が、ご家族の希望に添って、注文住宅を提案しています。

建築後は専門のスタッフが点検に伺い、リフォームの実績もありますので、安心してお任せください。

 

高翔トータルサポート(TTS)事業では、お住まいの持ち家に不安がある場合にもご相談いただけます。

 

注文住宅をご検討の際にご参考にしていただけるよう、下記のコラムも発信しております。

『実例!注文住宅を建ててからの後悔~失敗しない注文住宅とは?~

 

注文住宅は考えることばかり、と不安になることも多いかと思います。

どんなご希望やご相談も、高翔グループへお気軽にくださいませ。