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住宅の階段について|安全で快適な階段にするポイントは?
お役立ち情報2020.10.05
住宅の階段について|安全で快適な階段にするポイントは?

毎日当たり前に上り下りしている階段ですが、その安全性をしっかり考える機会は少ないもの。
新しい住まいを考えるにあたり、安全で快適な階段について学んでみませんか。

1. 住宅階段の寸法は建築基準法で定められている
住宅階段の寸法は建築基準法で定められている

 

階段は、住宅を設計する上で、重要なパーツのひとつです。

階と階をつなげる役割として設計のカギになることはもちろん、毎日の安全を考える上でしっかり配慮が必要な部位です。

 

安全で快適な階段について、少し深掘りしてみたいと思います。

 

 

はじめに、建築基準法で定められている階段の制約についてご紹介します。

建物の種類ごとに寸法制約があり、どんな階段も設計できるわけではありません。

 

住宅の場合、下記の5項目に制限が定められています。

 

・階段の幅 …75センチメートル以上

・蹴上げ(けあげ/階段1段の垂直部分) …高さ23センチメートル以下

・踏み面(ふみづら/)踏み板の水平部分) …奥行15センチメートル以上

・踊り場 …階と階の高さの差が4メートル以上の場合、1カ所以上設置

・手すり …床高の差が1メートル以上の場合、設置

 

※参考:「建築基準法

 

ただし、一般住宅で4メートル以上の差があることは滅多にありませんので、踊り場は法令上不要ということがほとんどです。

 

2. 安全で快適な階段にするポイント
安全で快適な階段にするポイント

安全で快適な階段は、2つの視点から考えると分かりやすいでしょう。

 

ひとつは、階段の設置寸法です。

建築基準法通りの寸法で階段を造ると、かなり急勾配の階段になってしまいます。

想像してみると分かる通り、踏み面の奥行き15センチメートルでは、大人の足は乗せられません。

また、小学校の階段は、蹴上げ高さ16センチメートル以下、踏み面奥行き26センチメートル以上と制約されていることから、小さいお子さんの上り下りしやすい寸法と、住宅用の基準には、大きな差があることが分かります。

ご家族の使いやすさを考え、法令の寸法よりも緩い勾配の階段に設計することが大切です。

また、1メートル以下のスキップフロアなどでも、2段以上の段差がある場合は、手すりの設置をおすすめしています。

 

もうひとつは、階段の形状です。

・直階段(ちょくかいだん/直進で踊り場のない階段)

・螺旋(らせん)階段

・折り返し階段

など、いろいろな階段の形状があります。

 

階段の面積を少なく抑えられるのは、直階段や螺旋階段ですが、蹴上げ高さや踏み面の奥行きを配慮しても、上り下りには急な体感になります。

L字(かね折れ)階段や折り返し階段など、途中に踊り場がある階段形状を選択すると、全体の勾配が緩くなり、万が一転倒しても一旦受け止めることができるため、安全性が高まります。

建築基準法の制約で該当しない場合でも、踊り場を設けることがおすすめです。

 

新築の設計打ち合せをしていると、どうしても部屋の広さに目が行きがちになり、階段の面積を小さくしたくなってくるものです。

しかし、階段の快適さは、住宅自体の住まいやすさに大きく影響します。

ご家族の安全を優先し、階段の面積をしっかり確保することが、最も大切なポイントです。

 

3. 高翔の住宅階段実例
高翔の住宅階段実例

階段は、階と階をつなぐだけでなく、内装にも大きく関わってきます。

高翔グループの実例を2つご紹介します。

 

【家族が集まりたくなる家】

この十数年ほどで、「リビング階段」という言葉がすっかり定着したように思います。

上の階に個室があっても、リビングを通って階段を上がるため、必ず家族が顔を合わせられる設計です。

冷暖房が効かなくならないかと心配される方もいますが、いまの住宅は断熱性、機密性が高く、快適な温度で家族が集う空間がしっかり実現できます。

手すりや階段下空間も好みのインテリアに合わせ、毎日の上り下りが楽しい階段になりました。

※参考;「家族が集まりたくなる家」

 

 

【外との繋がりが心地いい家】

スタイリッシュな「魅せる」階段を選ぶ方も増えています。

階と階をつなぐため自ずと吹き抜けになる階段は、窓際に設置し上階部分に大きな窓をもってくると、上からの自然光が階下まで届きます。

こちらの住まいでは、外観からもアクセントになる、シースルー階段を設置しました。

※参考:「外との繋がりが心地いい家」

 

 

4. まとめ~安心できる階段で快適な日常を送るために~
まとめ~安心できる階段で快適な日常を送るために~

階段の安全性や内装への採り入れ方についてご覧いただき、いかがでしたか。

 

建築基準法で詳細な寸法制約をされていることからも分かる通り、階段の安全性は建物にとって欠かせないものです。

しかし、住宅における寸法制限は他の建物の中でも最も易しい設定になっており、そのままではすべての人にとって安全な階段とは言えません。

 

高翔グループでは、小さいお子様からご高齢のご家族がいる場合でも、皆が快適に上り下りできるよう階段設計をしています。

階段自体が、機能的、視覚的に楽しんでいただける「お気に入りの部屋」にすることができれば、安全な広い階段を叶えることができます。

そのための工夫や知恵は、まだまだたくさんあります。

 

高翔グループでは、芦屋地域を中心に、様々なご家族の注文住宅を設計しています。

二世帯住宅や、小さなお子様のいるご家族のお住まいも、専任の設計担当が丁寧にお話を伺います。

気になる方は、下記の記事もご参考にご覧ください。

 

■関連記事:

「二世帯住宅 失敗例から学ぶ!成功する間取りのポイント」

「注文住宅の間取〜決め方のコツとポイント〜」

「知りたい!快適な家づくりのコツとポイント」

 

新しいお住まいのご希望を、是非たくさん聞かせてください。

ご相談をお待ちしております。

 

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