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長期優良住宅とは?認定基準の確認と恩恵を受けるためには
お役立ち情報2020.11.16
長期優良住宅とは?認定基準の確認と恩恵を受けるためには

新築住居を考え始めると「長期優良住宅」というワードに必ず出会うでしょう。
認定基準やメリットなど、いまさら聞けない長期優良住宅のいろはを学びませんか。

1. 長期優良住宅の認定基準
長期優良住宅の認定基準

国土交通省のホームページに、長期優良住宅とは『長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備に講じられた優良な住宅のこと』であり、『従来の「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会への転換を目的』とすると明記されています。

 

数十年前まで、日本の住宅事情では「木造住宅の寿命は30年から40年」「造っては建て替え」が一般的でした。

長期優良住宅は、その悪循環を払拭し、世代を超え安心して住み続けるための認定制度です。

その目的の通り「いいものを作る」「手入れをして使う」という視点から、9つの項目基準が設けられています。

 

1.劣化対策

数世代にわたり使用できる構造躯体

・劣化対策等級3
・木造の場合、床下・小屋裏に点検口、床下空間の有効高さ330mm以上

 

2.耐震性

極めて稀(100年に一度程度)に発生する地震に対する、損傷のレベルの低減
・耐震等級2以上

 

3.可変性(共同住宅・長屋のみ)

居住者のライフスタイルの変化に応じて間取りの変更が可能

 

4.維持管理・更新の容易性

内装・設備について、維持管理(清掃・点検・補修・更新)が容易
・維持管理対策等級3
・更新対策等級3

 

5.バリアフリー性(共同住宅等のみ)

将来のバリアフリー改修に対応できるよう共用廊下等に必要なスペースが確保されている

 

6.省エネルギー性

必要な断熱性能等の省エネルギー性能
・断熱等性能等級4

 

7.住戸面積

良好な居住水準のために必要な規模
・一戸建ての住宅の場合、床面積の合計が 75 ㎡以上

 

8.居住環境

居住環境の維持及び向上への配慮

 

9.維持保全計画

建築時から、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されている
・構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分、給水・排水の設備についての、維持保全計画
・点検の時期の間隔は10 年以内
・地震・台風時に臨時点検を行う

 

各項目の内容を見ると、住みやすく良質であることと、維持管理や保全の対策が講じられていることが認定基準とわかります。

具体的な数値として、国土交通省の品質基準制度である住宅性能表示の等級が、各項目の基準となっています。

 

2. 長期優良住宅のメリット
長期優良住宅のメリット

長期優良住宅のメリットは、良質な住居ということだけではありません。

恩恵を得られる制度がいくつかあることも、知っておきましょう。

 

 

【住宅ローン減税】

一般住宅では、住宅ローン開始から10年間[4000万円を上限にローン残高の1.0%]が所得税と住民税から控除されます。

長期優良住宅の場合は、[5000万円を上限にローン残高の1.2%]が控除対象となります。

ただし、ローン金額や世帯の納税額によっては、一般住宅の控除額上限で足りる場合もあるため、確認が必要です。

 

【フラット35S】

最長35年金利が変動しない長期ローンである「フラット35」ですが、長期優良住宅の場合の「フラット35S」では、さらに金利優遇を受けることができます。

 

【各種税制優遇】

上記以外に、所得税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税において、それぞれ税率などの優遇措置があります。

 

3. 長期優良住宅の認定申請とは?
長期優良住宅の認定申請とは?

長期優良住宅の認定を受けるには、『長期優良住宅の建築及び維持保全に関する計画』を作成し、着工前に所管行政庁(都道府県または市区町村)に申請を行います。

その際、各所管行政庁の定める費用を納める必要があります。

 

申請自体は個人(施主)でも可能ですが、詳細な建築計画の書類を揃える、住宅性能表示の認定機関に審査してもらうなど、煩雑な作業になるため、多くの場合は建築依頼先が申請手続きをします。

一般住居に比べ手順が多いため、申請手続き費用を別途設定していることが一般的です。

※尚、申請手続きは株式会社高翔でも承っております。

申請に関するご不明点やご質問がありましたらどうぞお気軽にご相談くださいませ。

 

 

長期有用住宅の認定申請には、一般住宅よりも時間と費用がかかります。

申請費用と優遇内容を比較し、どちらのメリットが大きいかを確認した上で申請することをおすすめします。

 

 

4. まとめ~長期優良住宅でより安心な住まいを実現するには~
まとめ~長期優良住宅でより安心な住まいを実現するには~

長期優良住宅制度は、平成21年6月4日にスタートしました。

施行開始から10年が経過し、長期優良住宅の品質基準は、確実に日本のスタンダードになりつつあります。

当初は、認定基準を満たすために仕様をグレードアップさせる必要がありましたが、昨今では長期優良住宅基準を標準仕様とするハウスメーカーや工務店が増えました。

同時に、「ストック活用型社会」「きちんと手入れをして長く大切に使う」という認識も広がっています。

維持保全を前提とする長期優良住宅を前に、改めて家は建てて終わりではないことを実感します。

 

高翔グループでは、オーダーメイドの家づくりにこだわる一方、リノベージョン事業やアフターメンテナンスにも力を入れています。

一般住宅も、長期優良住宅も、お住まい後は定期的に点検に伺い、必要な設備のリニューアルも随時承ります。

『高翔リフォーム・リノベーション』

 

さらに、芦屋地域に密着したディベロッパーとして、豊かな街並みを残していくため、TTS(高翔トータルサポート)では、持ち家のお悩みもご相談をお受けしています。

 

住まいに関することは、何でもお任せいただける体制を整えています。

お気軽にご相談くださいませ。

 

 

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「住宅に種類ってあるの!? ~住宅の種類の違いと特徴をご紹介~ 前編」

 

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