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離婚!~夫婦で購入したマンションどうなるの?~
お役立ち情報2019.10.08
離婚!~夫婦で購入したマンションどうなるの?~

もし離婚をした場合、夫婦で購入したマンシンをどうすればよいのか、戸惑う人も多いようです。2人のマンションをどのようにすればいいのか、対処方法を押さえておきましょう。

1. 夫婦で購入したマンションは財産分与の対象
夫婦で購入したマンションは財産分与の対象

結婚をしてから夫婦で購入したマンションは、たとえ夫か妻のどちらか一方の名義だとしても夫婦共通の財産とみなされ、離婚をする時の財産分与の対象となります。

 

財産分与の対象となり得るものは、結婚してから夫婦お互いが協力して築いたものすべてです。

ですから、結婚してから夫婦で購入したマンションは、当然、離婚の際の財産分与の対象になります。

 

しかし、結婚をする前に夫婦のどちらかが単独で購入していたマンションであったり、結婚した後であっても、夫婦のどちらかが実家から相続などで得た家やマンションであったりする場合は、離婚をする時の財産分与対象にはなりません。

 

ここでの注意しておくべきことは、財産分与は慰謝料や養育費とは別物として扱われるということです。

例えば、夫婦どちらかの浮気や身勝手な行動などが原因で離婚をする場合においても、相手に財産分与を請求することは可能となります。

財産分与は財産分与として行い、それとは別に慰謝料や養育費について協議することができるという点を押さえておきましょう。

2. ローンが残っているマンションはどうしたらいい?
ローンが残っているマンションはどうしたらいい?

ローンを組んでマンションを購入したマンションの場合、離婚をする時ローンが残っていたらどうなるのでしょうか。

 

先に述べたように、マンションやローンの名義が夫婦どちらか一方だけだったとしても、マンション自体が離婚時の財産分与の対象になることに変わりはありません。

しかし、ローンという負債は、ローンの名義人に残ったままとなります。

つまり、ローンの名義が夫婦共同であったり、夫婦それぞれがローンを組むペアローンを利用していたりすると、離婚をしても夫婦それぞれがローンの負債をかかえたままになりますので注意が必要です。

 

また、夫婦がお互いにローンの名義人と連帯保証人になっている場合、離婚したからといって一方を連帯保証人から外してもらうことはできません。

なぜなら、連帯保証人であるという契約は、ローンを設定している銀行との契約になり、結婚していようが離婚していようが関係のないことだからです。

 

もし、離婚により連帯保証人を外してもらいたい場合は、ローンを設定している金融機関に代わりの連帯保証人を立てて、連帯保証人の変更を承諾してもらわなければなりません。

3. マンションを売却せずに財産分与する方法は?
マンションを売却せずに財産分与する方法は?

景気が悪く不動産が値下がりしている時など、マンションの売却を見送りたくなる場合もあるかと思います。

また、立地や間取りなどがとても気に入って購入したマンションなので、どうしても売りたくないという人もいるでしょう。

そのような場合は、どうすればよいでしょうか。

 

まず、そのマンションに住み続けたい人が、マンション名義もローン名義もすべて一人で引き受けるという方法があります。

この場合、財産分与時点でのマンションの相場価格が非常に高くなっていてローンの残債額を大幅に超えるようでしたら、マンションを出ていく方が、プラスになると考えられる金額に対して財産分与を請求することも可能となります。

 

また、この場合、マンションの所有権を得た方が、もう一方にそのマンションを賃貸するという方法を取ることもできます。

例えば、マンション名義とローン名義は夫のままで、妻が元夫に賃料を支払ってそのマンションに住み続けるという形です。

 

マンション名義もローン名義も一方がすべて引き受けるという方法に対して、離婚をしてもマンションの名義を共同のままにする方法もあります。

その場合は、割合に応じて双方にマンションを利用する権利が発生することになります。例えば権利が半々の場合、1年単位で考えると、それぞれが半年ずつ住むことができるというわけです。

 

しかし、そのような方法は現実的でないため、実際には一方が住み続け、もう一方に半年分の賃料を支払うという形になります。

ローンについては、ローンの返済途中で名義の変更をしたり分けたりすることが難しいため、一方だけのローン名義になっている場合、もう一方がマンションの権利割合に応じた額をローン名義人の方に支払うという形を取ることが多いようです。

4. まとめ~おすすめの方法~
まとめ~おすすめの方法~

離婚をして、後々に問題が最も起こりにくいと考えられるのは、マンションを売却して財産分与をする方法です。

その時点で手続や清算がすべて完了しますので、離婚をした後に財産分与のことでお互いにかかわりを持つ必要がなくなるからです。

なので、マンションのローンがない場合や、マンションの売却額でローンが完済できるような場合は、思い切って売ってしまって財産分与をすることをおすすめします。

 

これに対して、ローンが残っていたり何らかの事情があったりして、マンションを売却せずに財産分与をする場合は、後々に起こり得るさまざまな問題に対してしっかりと対策を練っておく必要があります。

一方が何らかの事情でローンを支払えなくなったり、再婚をして家庭状況が変わったりするなど、離婚をした時点では思いつかないような問題が後々起こることもあるからです。

そのためには、できれば専門家相に談をして、公正証書を作成するなどの手続きをきちんと踏まえておく方がよいでしょう。

 

マンションを購入するという幸せな時に、将来離婚するかもしれないなどということを考える人は恐らくいないでしょう。

しかし、何が起こるかわからないのが人生です。

いざという時に困ったり損をしたりすることがないよう、離婚も含めたさまざまな事態を一度想定してみてはいかがでしょうか。