前の記事へ次の記事へ
戸建ての寿命は何で決まる?長く安全に住む方法や費用について
お役立ち情報2020.11.30
戸建ての寿命は何で決まる?長く安全に住む方法や費用について

木造住宅の寿命はおよそ30年といわれますが、実際の戸建ての寿命はご存じですか。
長く住まうコツを知っておきましょう。

1. 戸建ての寿命はどれくらい?
戸建ての寿命はどれくらい?

「日本の木造住宅の寿命はおよそ30年」といわれ、新築を考えると気になってしまいますよね。

我々としても、お子さん、お孫さんの世代まで快適に住んでいただきたいと考えています。

一戸建ての寿命について、一度向き合って考えてみましょう。

 

【耐用年数】
寿命が30年、といわれる要因のひとつは「耐用年数」です。

減価償却費の算出用の数字のことで、建物の構造毎に定められ、法定耐用年数が過ぎると税務上は資産価値がゼロになります。

木造:22年
重量鉄骨造:34年
鉄筋コンクリート造:47年

数字だけみると、木造は22年で価値がなくなってしまうように感じます。

しかし、あくまで税務計算上の数字で、実際の建物の寿命とは無関係と考えている専門家も多くいます。

 

【実際の平均寿命は】
国土交通省による耐用年数検討の資料にも用いられている早稲田大学のある研究によれば、築年数と取り壊しデータから計算した平均寿命として2011年時点の調査で約65年という数字が出ています。

ただし、使用可能でも取り壊された家屋や、空家のままになっている家屋も計上されているため、こちらも建物自体の寿命とはいいきれません。

家族構成の変化などによる建て替えが多いことや、中古住宅市場が定着していないことなどが、日本の住宅の平均寿命を下げている要因となっています。

構造の素材として、木造で80年ほど、鉄筋コンクリートでは120年ほどの耐久年数があるといわれています。

 

2. 戸建ての寿命を少しでも伸ばす方法
戸建ての寿命を少しでも伸ばす方法

建物は、住まい方次第で、長く安全に住むことができます。

家の寿命を伸ばす3つのポイントをご紹介します。

 

① 日常の掃除

特別な掃除が必要というわけではありませんが、普段から目が行き届くことで、異常の早期発見が可能になります。

特に水回りや外装は、異常があると家の壁内部にある構造(骨組み)の劣化に大きく影響します。

水回りは、こまめな掃除がカビなどによる腐食を防ぐことにつながります。

外装は、雨樋、外壁の防水など、排水がしっかり行われているかがポイントです。

日頃からの掃除で、家に愛着がわき、大切に扱うようになることが最も大きなメリットです。

 

②定期的な点検

建物に異常がないかを確認することは、構造(骨組み)への負担や建て替えリスクの軽減につながります。

5年から10年に一度は、専門家の点検を受けることをおすすめします。

 

③必要なメンテナンス・リフォーム

構造の耐久年数が80年でも、水回りの設備や給湯器、外壁や屋根材など、数十年で定期的なメンテナンスが必要な箇所があります。

家の寿命を伸ばすためには、メンテナンスやリフォームをしっかり行うことが重要です。

 

3. 戸建てのメンテナンス・リフォーム費用について
戸建てのメンテナンス・リフォーム費用について

家の寿命を伸ばすにあたり、重要箇所のメンテナンスサイクルや方法について、ご紹介します。

 

【外装】
・外壁塗装:20~30年 塗装替え
・外壁目地:10~15年 サイディングやタイル外壁のコーキング打ち直し
・ベランダ防水:10~20年
・屋根:10~20年 装替え(屋根材による)

外装のメンテナンスの多くは、外周部に足場を建てて行います。

足場の組み立てと何日も専門業者を呼ぶこと自体が高額になるため、上記を一度に行うと100万円前後になるでしょう。

 

【内装】
・クロス:10~15年 張り替え
・フローリング:半年ごと ワックスがけ(ワックスフリーの床材は不要)

汚れや傷などのない部分まで張替える必要はありませんが、定期点検を行い、壁内や床下の異常がないか確認することが大切です。

 

【設備】
・水栓、パッキン、配管:10~20年 交換
・便器:20~30年 便器の交換
・洗面化粧台:15~20年 交換(目安20万円~)
・給湯器:7~15年 交換(目安10~50万円)
・キッチン:10~20年 食洗機、換気扇、コンロなど消耗箇所の交換
・ユニットバス:20~25年 交換(目安100万円~)

電気を使うような、食洗機や換気扇、給湯器などは家電と同様で、10年程が寿命です。

キッチン本体やユニットバスなどは、耐久年数以上に使い続けている方が多いですが、水回りと直結しているため、5年程を目安に点検を行い、必要と判断した場合はリフォームを行うことをおすすめします。

 

【床下防蟻】
木造の場合、シロアリ対策として、床下の部材に薬剤が散布されています。

5年ごとに点検を行い、10年程を目安に再散布しましょう。費用は数十万円ほどです。

 

4. まとめ~長期優良住宅に住むためには~
まとめ~長期優良住宅に住むためには~

日本の住宅寿命を縮めている要因のひとつは「家を手入れしながら住む」という考えが定着していないことにあります。

現在の技術で建築され、きちんと手入れされた住まいの寿命は、30年ではありません。

 

平成21年から長期優良住宅制度がスタートしたことで、メンテナンスやリフォームの意識が浸透し、需要も高まってきていると感じます。

長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅のことで、定期的なメンテナンス計画がその認定基準のひとつとなっています。

 

高翔グループでは、長期優良住宅を含め、長く快適に住まうことができるよう、建築後の定期点検やアフターサービスにも力を入れています。

『高翔トータルサポート(TTS)』として、弊社で建設した建物に限らず、持ち家に関するお悩みに広く対応しています。

さらに、住宅のご購入をご検討の方には、不動産の専門集団である『高翔バイセル』が物件探しをサポートしています。

建物の状態や築年数に応じたメンテナンスも提案させていただけることが、グループの強みです。

 

何世代にもわたって長く快適に暮らせる住まいをご検討の際は、是非ご相談ください。