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二世帯住宅 失敗例から学ぶ!成功する間取りのポイント
お役立ち情報2020.06.22
二世帯住宅 失敗例から学ぶ!成功する間取りのポイント

注文住宅を建てるなら、二世帯住宅にしようと考えている人もいるのではないでしょうか。二世帯住宅の間取りの失敗例を知ることで、成功する間取りのポイントがどこにあるのかを確認しましょう。

1. 二世帯住宅とはどのような間取りの家?
二世帯住宅とはどのような間取りの家?

二世帯住宅の「世帯」とは「家族」の概念とは異なり「生計を共にする人の集まり、または一人で生計を営んでいる人」と定義されます。

よって、二世帯住宅とは「生計が異なる人の集まり(または単身者)が共に生活をする」住まいであるといえるでしょう。

一般的には、生計を別にしている「親世帯」と「子世帯」の家族が住むように建てられている住宅のことを指すことが多いです。

 

二世帯住宅の間取りについては後で詳しく説明しますが、二世帯住宅の正しい姿はこうあるべきだ、というような形や間取りが決まっているわけではありません。

ただし、世帯が別であるという点が重視されるので、台所や浴室、トイレなどの水回りを分ける間取りが多いです。

また、光熱費を区別できるように、ガスや電気の子メーターをそれぞれ分けて取り付けている場合もあります。

 

2. 二世帯住宅の間取りタイプ、それぞれのメリットとデメリット
二世帯住宅の間取りタイプ、それぞれのメリットとデメリット

二世帯住宅の間取りのタイプは、大きく次の3つに分けられます。

 

・完全同居型

・部分共用型

・完全分離型

 

それぞれの間取りのタイプの説明と、メリット、デメリットは以下の通りです。

 

【完全同居型】

二世帯住宅の「完全同居型」タイプとは、住居内のキッチンや浴室、トイレ、玄関などの設備を1カ所しか設けず、世帯同士で完全に共有する間取りになります。完全同居型のメリットは、水まわりの設備など、費用がかかりやすい施工が少なくて済むため、建築費用が節約できるという点です。デメリットは、世帯同士のプライバシーが守りにくいという点になります。

 

【部分共用型】

住宅の一部、たとえば玄関やキッチン、浴室などを世帯同士で共有する間取りが「部分共用型」タイプになります。どの設備を共有するかによって、間取りもコストも大きく違ってくるのが部分共用型の特徴といえるでしょう。
メリットは、適度に世帯同士のプライバシーを守ることができるという点です。共有部分を多くすればコスト削減になりますが、その分プライバシーが保ちにくくなるというデメリットがあります。

 

【完全分離型】

完全分離型は、住居の機能としては完全に独立している二世帯住宅のタイプになります。ちょうど2戸の住宅を合わせて1つの住宅にしたような形になるのが特徴です。まったく別の住居なので、プライバシーが保たれる点がメリットだといえます。デメリットは建築費用がかかることです。また、それぞれの住居を十分な広さにしようとすると、それなりの広さの土地が必要になります。

 

3. 二世帯住宅の間取り、失敗例
二世帯住宅の間取り、失敗例

では次に、二世帯住宅を建てた人が「失敗した」と思った実例をみていきましょう。

いずれも、親世帯と子世帯で二世帯住宅を建てた場合の失敗例です。

 

・お互いの生活時間を考えなかった

コストを削減するために、浴室は共用にして二世帯住宅を建てました。しかし、これが大失敗でした。子ども達が部活動から戻ってお風呂に入る時間と、両親が入る時間がちょうど重なってしまいました。どちらも時間をずらしたくないと言い張るので、いつも先に入った方があとになった人から急かされるという毎日です。せめて、シャワー室でも2階につけておけばよかったと後悔しています。

 

・世帯間の音問題

一階を高齢の両親世帯、二階を私達の世帯にした二世帯住宅を建てたのですが、南側の明るい部屋を両親は寝室に、私達はリビングにしました。すると、寝るのが早い両親から「上のリビングの音がうるさい」と言われ、結局、床に防音工事を施すことになってしまいました。それでもまだうるさいと感じているようなので、私達もリビングで音を気にしながら生活しなくてはいけないので困っています。

 

・世帯のボリュームを考えていなかった

1階と2階を左右で分ける、完全分離型タイプの二世帯住宅を建てました。両親の世帯は2人、私たちの世帯は子どもが3人いるので5人なのですが、同じ間取りとサイズの住居にしてしまったため、両親の住居は使っていない場所が多く、私たちは子どもの個室がとれないというアンバランスな状態になってしまいました。まったく同じ住居にするのではなく、家族のボリュームにあわせて間取りを考えればよかったです。

 

4. まとめ〜成功する二世帯住宅の間取りとは〜
まとめ〜成功する二世帯住宅の間取りとは〜

二世帯住宅は、少子高齢化社会が懸念される現代において、高齢者の見守りと少子化の対策として国や自治体も推奨する動きにあります。

また、高齢者がいる世帯はリフォーム住宅が 54.2%と最も高く、続いて中古戸建住宅の 22.8%、注文住宅の22.7%が続くというデータからも、リフォームや注文住宅での二世帯住宅が多いということがうかがえます。

(参考:『平成30年度 住宅市場動向調査~調査結果の概要~』国土交通省 住宅局)

世帯を分けて適度な距離を保ちながら同居ができる二世帯住宅は、今後ますます需要が高まると考えられるでしょう。

 

しかし、二世帯住宅の間取りには、すべての家族に当てはまる「正解」はありません。

世帯同士の距離感や生活スタイルなどによって、成功する二世帯住宅の間取りはそれぞれ違ってきます。

つまり、二世帯住宅を成功させるには、どのような構成や生活様式の世帯同士が同居するのかをしっかりと踏まえた上で、間取りを考える必要があるといえます。

 

芦屋を中心に、快適で満足のいく生活をお客様に提案し続けている高翔グループには、経験豊富で優秀な設計士や建築デザイナーが在籍しています。

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