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新築に多い?シックハウス症候群と対策について
お役立ち情報2020.07.06
新築に多い?シックハウス症候群と対策について

「シックハウス症候群」という言葉は「新築」と一緒に目にすることが多いですが、両者にはどのような関連性があるのでしょうか。
ここでは、シックハウス症候群と新築との関係について説明します。

1. シックハウス症候群とは
シックハウス症候群とは

 

シックハウス症候群とは、家などの建物の中にいることによって引き起こされるさまざまな身心の不調やトラブルの総称を指します。

シックハウス症候群は確定が難しいため、はっきりと診断されている人数は明確にされていません。

 

しかし、2018年の厚生労働省 生活衛生関係技術担当者研修会 資料「科学的エビデンスに基づく 新シックハウス症候群に関する 相談と対策マニュアル改訂新版」によると、全国6地域の住居を調査した結果、シックハウス症候群の症状が「いつも」または「時々」ある居住者がいる住宅は、平均して3.7%(地区別には、1.7~5.4%)であったと報告されています。

 

また、シックハウス症候群とよく比較されるものに「化学物質過敏症」があります。

化学物質過敏症とシックハウス症候群との大きな違いは、症状が出る場所や度合いです。

シックハウス症候群は、原因となる建物内に入ると症状があらわれ、そこから出ると症状が軽減されることが多いです。

 

一方、化学物質過敏症は、空気中に放散されるわずかな量の化学物質にも反応して症状が出ます。

両者は似て非なるものですが、シックハウス症候群が化学物質過敏症の引き金になることが多いといわれています。

 

2. シックハウス症候群は新築に多い?
シックハウス症候群は新築に多い?

シックハウス症候群の原因としてあげられるさまざまな化学物質は、新しく家を建てる時やリフォーム、リノベーション時に用いられる建材や内装材に含まれていることが多いです。

 

そして、これらの化学物質は揮発性のものが多く、年月とともに空気中に放出されていくので、同じ条件下ならば放出される濃度は初めが一番高く、次第に低くなっていきます(高温下と低温下では、高温下の方が放出される量が多くなります)。

 

つまり、建てたばかりの家で使われている新しい建材の化学物質は、家が建った後、徐々に空気中に放出されていくため、新築でシックハウス症候群が起こりやすいといわれているのです。

 

このような新築のシックハウス対策として、国土交通省は2002年に「居室内における化学物質の発散に対する衛生上の措置」を新たに建築基準法に加えられ、新築時の化学物質の量が法的に規制されるようになりました。

※参考:国土交通省建築基準法に基づくシックハウス対策について」

 

よって、新しい建築基準法を満たした建築で、さらに、建材や内装材に化学物質が含まれていないものを精選して使用すれば、新築であってもシックハウス症候群が起こりにくくなるといえます。

 

一方、築年数が経っている家であっても、リフォームや補修などに該当する化学物質が含まれている材料を多用すれば、当然、シックハウス症候群になるリスクは高くなるといえるでしょう。

 

3. 新築以外のシックハウス症候群の原因
新築以外のシックハウス症候群の原因

 

実は、シックハウス症候群の原因になるのは、新築の家から出る化学物質だけはありません。

以下のようなものも、シックハウス症候群を引き起こす原因になり得ます。

 

・家具から出る化学物質

・室内のダニやカビ

・屋外からの音や振動など

・ストレスなどの心理的要因

 

これらのうち、特にシックハウス症候群の原因になりやすく注意が必要なのが、家具から放出される化学物質です。

 

新築ならば新しい家具を買うこともあるでしょう。

その新しい家具に使用されている化学物質が、シックハウス症候群を引き起こす場合があります。

新しい家具からの化学物質を避けるためには、家具に貼付されているラベルの「F」と「星のマーク」を確認するようにしましょう。

これらの記号は、JIS工場で生産されるJIS製品に表示することが義務付けられている「ホルムアルデヒド等級企画」を表したものです。
星の数は1つから4つまであり、星が多くなるほど、その家具から放出されるホルムアルデヒドの量が少なくなります。

新築の家だけでなく、家具からの化学物質も避けるためには、星の数が多い家具を選ぶようにするとよいでしょう。

 

【補足】JISとは

日本産業規格(JIS=Japanese Industrial Standardsの略)。

日本の産業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格のことです。

自動車や電化製品などの産業製品生産に関するものから、文字コードやプログラムコードといった情報処理、サービスに関する規格などもあります。

※参考:日本規格協会「JISとは」

 

4. まとめ~新築だからできるシックハウス症候群対策~
まとめ~新築だからできるシックハウス症候群対策~

シックハウス症候群の原因は、家そのものだけではなく、家具から出る化学物質や、室内の状態、周辺環境などさまざまです。

新築を避けたからといって、中古住宅のリフォーム工事や補修工事に化学物質が使われている材料を使えば、シックハウス症候群を引き起こすこともあります。

むしろ、自分や家族のこだわりを反映し、実現できる新築だからこそ、建材や内装材などを厳選し、シックハウス症候群を引き起こす原因を極力排除した家を建てることが可能であるといえます。

 

高翔グループは、家族の安心を守りたい人のために、人と地球にやさしい断熱材を採用した、シックハウスの原因となる素材を軽減させる特別な家、「Brass Label」を提案しています。

 

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