2026年8月21日、ルイスポールセン大阪ストアにて開催された「本店見学会」に、弊社の設計・営業スタッフで参加させていただきました。
ルイスポールセン様は1874年に創業され、長年にわたり光の質を追求し続けているデンマークの照明ブランドです。実はその始まりが「高級ワインの輸入会社」であったという意外な歴史もお聞かせいただき、デンマークでの電気事業の普及とともに照明メーカーへと転換し、150年もの歩みを重ねてこられた背景に深く感銘を受けました。今回の見学会では、そうした歴史や製品哲学をはじめ、住宅における効果的な照明計画について詳しい説明を受けてまいりました。
見学を通じて特に印象的だったのは、ルイスポールセン様が貫く「グレアフリー(眩しさの抑制)」という設計哲学です。
代表的な「PHランプ」をはじめとする製品群は、対数螺旋(たいすうらせん)と呼ばれる緻密に計算されたシェード形状や構造により、光源が直接目に入らないよう設計されています。眩しさを抑えながらも、必要な手元や天板面にはしっかりと光を集める配光技術が徹底されており、快適な光環境をつくるための妥協のないものづくりを実感いたしました。
また、キャンドルの明かりに近い温かみのある色温度や、ペンダントランプをあえて低い位置(卓上から約60cm)に設置することで生まれる親密感など、北欧の豊かな暮らしから生まれた光の考え方についても理解を深めることができました。
そして、説明の中では、日本の住宅環境に適した照明レイアウトについても具体的な紹介がありました。
手元を照らす「タスクライト」と、空間全体や壁面・天井へ光を回す「アンビエントライト」を適切に組み合わせることで、空間に心地よい明暗のメリハリと奥行きが生まれます。単に部屋全体を均一に明るくするのではなく、生活シーンに合わせて光を配置する「光のアイランド」という考え方は、住まいの居心地を左右する重要な視点です。
今回の見学会で学んだグレアフリーの思想や光のコントロール技術は、私たちが手掛ける注文住宅や空間デザインにおいても非常に大きな学びとなりました。
お部屋の意匠や家具とのバランスはもちろんのこと、ご家族がそこでどのように過ごされるかという視点を大切にし、機能性と美しさを両立した照明計画をご提案してまいります。
最後になりますが、お忙しい中、貴重なお話と丁寧なご案内をいただきましたルイスポールセン大阪ストアの皆様に、心より感謝申し上げます。




