注文住宅

ＲＣ住宅は、木造住宅に比べ、耐震性・耐火性・断熱性や気密性・遮音性・耐久性に優れているといった特徴があります。さらに、シロアリの被害が少なく、ダニの発生も非常におさえられる為、建物を長期間安定して維持できます。これらの要素もあり、資産価値が高いというのもRC住宅の特徴です。

確かに、ローコスト木造住宅よりは高くなります。しかし、RC住宅の耐用年数は木造住宅の2倍以上、約 50 年です。長く住み継ぐことで、初期建築費が多少高くても、ライフサイクルコストは結果的に安くなります。ライフサイクルコストとは、建築費だけでなく、その建物が存在する期間における光熱費や修繕費など全てのランニングコストを足し合わせたものです。実は全コストの中で建築費といったイニシャルコストは 15 ～ 20％で、残りは修繕費・光熱費などのランニングコストです。高性能をうたう一般木造と鉄筋コンクリート住宅を比較した場合、ライフサイクルコストの観点に立つと、高耐久・高気密の鉄筋コンクリート住宅は格段に安いコストで済みます。

一般的にそう思われていますが、実はそんなことはありません。コンクリートは熱が伝わるまでに時間がかかるため「温まりにくく、冷めにくい」という特徴があります。ですから、木造に比べると、多少、冷暖房が効くのに時間がかかるかもしれません。しかし、いったん温まる（冷える）とその温度を保つので、エアコンなどをフル稼働させなくてもよいので、光熱費が抑えられます。さらに、暑さの原因となる熱線、寒さの原因となる冷気を反射する遮熱性の高い『遮熱材リフレクティックス』を用いた外断熱を標準仕様としており、より快適な環境をお届けできます。

外断熱を施した場合雨水による悪影響を受けないばかりか、紫外線の影響も受けずコンクリートの劣化は大幅に減退します。定期的なメンテナンス等をどこまで施すかにもよりますが、常識的な使用状態であれば寿命は充分100年を超えると思います。

結露は、温かく湿った空気が冷たいものに触れると水滴となって現れるものです。室内が暖かく屋外が寒いとき、そして、室内の換気が不十分な環境の時によく起こります。一般的なRC住宅は、木造に比べ、気密性が高く、コンクリートの壁が冷たいため結露しやすいと言われています。そこで、弊社では壁に外断熱を施しコンクリート壁が冷たくなることを防ぎ、結露が起こりづらい環境を取り入れております。換気については、ダクト式全熱交換型換気扇を標準採用とし計画換気する事で室内は新鮮な空気を維持し、結露しにくい換気通気環境を作っています。