ファサードに窓がない家

窓のないファサードに、シンボルツリーが映える外観デザイン
シンボルツリーが、キャンバスのような白いファサードをより一層際立たせています。
プライバシーを守るため、道路側のファサードには窓がありません。

シンボルツリーは常緑ヤマボウシ。6月頃に法師の頭巾のような白い花を咲かせ、秋には赤い実が熟し、季節の移ろいを感じることができます。

採光と通風をもたらす中庭
道路側に窓を設けず、中庭を中心に開口を配置しています。南側の最も抜け感のある位置に中庭をレイアウトし、採光や通風を確保。
コの字型に、LDK（左側）・ホール（手前）・ピアノ室（右側）の開口が面しています。

木質の天井が印象的なLDK
さまざまな色合いの木材が天井を彩るLDK。
奥のキッチンからは、リビング・ダイニングをまっすぐに見通すことができます。
左手には水回りとファミリークローゼットが配置され、動線や収納など暮らしやすさにも配慮されています。

木質天井材にはアカシアを採用。ムラ感のある表情が空間に深みを与えています。

すべてオープンではなく、コンロ前に壁を設けた対面型のキッチン。調理中の油はねや煙が広がる心配もありません。
キッチンでかさばりがちなごみは、勝手口から直接外へ出すことができます。

中庭からリビング・ダイニングへ、明るい日差しが差し込みます。

奥様ご希望の独立したピアノ室
ピアノ教室を開きたいという奥様のご希望で、グランドピアノが置けるピアノ室をつくりました。教本を収納するための棚も、造作で設置しています。
中庭を挟んだ対面にLDKがあるため、プライバシーを確保しやすい地窓を設けました。

来客空間との生活空間の分離
中庭と一体になった1階ホール。手前には玄関とピアノ室（来客空間）があり、中庭を挟んだ奥にはLDK（生活空間）が配置されています。
来客動線と生活動線が交差しない間取り設計です。

帰宅したらすぐに手洗いとうがいができる手洗いコーナーを設けました。その隣には、教室の生徒さんも利用できるトイレを配置しています。

動線を短縮するウォークスルークローゼット
寝室と2階ホール、両方から出入りできるウォークスルークローゼット。ホールには洗面台コーナーがあり、朝の身支度も効率よく行えます。

さまざまなアイテムを収納できるクローゼット
子ども部屋近くに設置されたファミリークローゼット。衣類だけでなく、季節もの家電や日用品もストックできる収納スペースです。

将来を見据えた3つの子ども部屋
施主様のご希望で、同じ間取り・広さの子ども部屋を3部屋設計しています。
それぞれベッド・机・クローゼットが配置できる最小限の広さ（3.7帖）を確保し、将来的にはクローゼット以外の壁を取り除いて一部屋にすることも可能です。