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理想の注文住宅を建てるために知っておくべき土地探しのコツとは?

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注文住宅を建てるうえで、土地探しは最初に取り組むべき重要なステップです。土地は、家が建つ基盤であり、選んだ土地によって将来の生活の快適さが大きく左右されることになります。そのため、失敗しない土地探しのコツを理解し、慎重に計画を進めることが大切です。

理想の土地を探すための準備

 

理想の土地を見つけるには、まずしっかりした準備が欠かせません。土地探しのコツの一つとして、まず希望するエリアと予算を明確にすることが挙げられます。エリア選びでは、通勤・通学の利便性を考慮し、複数のエリアを候補に含めて検討するのが良いでしょう。また、土地購入には、土地代金のみならず、建築費や各種手数料、税金なども含めた総予算を立てることが必要です。さらに、具体的な土地探しのコツとして、希望条件に優先順位を付けることも重要です。例えば、「最寄り駅から徒歩10分以内」や「日当たりの良いリビングがいい」など、実現したいライフスタイルに基づく条件を整理して、MustとWantに希望条件を分類しておくと、判断がスムーズになります。最後に、土地探しから購入までの流れを理解することで、不安要素を減らし、効率的に動くことが可能です。

土地探しで押さえるべき8のポイント

 

理想の土地を見極める8のチェックポイントをご紹介します。

 

周辺環境

周辺環境は、住みやすさに直結する重要なチェックポイントです。周辺環境を確認する際は、必ず現地に足を運びましょう。買い物施設、公共施設との位置関係や騒音・治安を中心にチェックします。買い物施設は日常的な買い物ができるスーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどです。公共施設は病院や銀行、郵便局などをチェックします。子どもがいる場合は、小学校や中学校までの距離も忘れずに確認しましょう。

騒音・治安は、現地で体感するのが一番です。治安を見極める際は、街灯が整備されているか、落書きや放置自転車がないかを確認しておくと良いでしょう。

 

土地の面積・形状

土地の面積や形状によって、建てられる家の規模や間取りが変わります。土地の形状は大きく整形地と不整形地に分かれます。整形地は正方形・長方形の土地で、設計上の制約が少なく自由に建てられる点が魅力です。しかし多くの方が整形地を狙っているため、価格が高くなる点やすぐに売れてしまう点に注意しなければなりません。不整形地は三角や台形のほか、旗竿地などがあります。注文住宅を建てる際には、不整形地でも設計の視点を加えることで、良い土地になることもありますので気になる土地があれば住宅会社に相談してみましょう。

 

土地の高低差

高低差が大きい土地は、家を建てるために盛土工事や擁壁工事が必要になる場合があります。現地に行く際は、土地周辺の高低差も確認しておきましょう。崖崩れや土砂災害が起きそうな場所がないかをチェックすることも大切です。

 

周辺の災害リスク

安心・安全に長く暮らすためには、災害リスクの確認も忘れてはいけません。市区町村の窓口やホームページで公開されているハザードマップを見れば、災害リスクを確認できます。ハザードマップとは、自然災害の被害を予測して被害範囲を色分けした地図です。洪水・地震・津波・高潮・内水・土砂災害の災害リスクを確認できます。売買契約締結時にも重要事項説明でハザードマップの説明がありますが、土地探しの段階で確認しておくようにしましょう。

 

地盤

安全に建物を建てるためには、地盤の強さを確認する必要があります。軟弱な地盤の場合、地盤改良工事に50〜200万円前後の高額な費用がかかるため注意が必要です。地盤の強さを確認するには地盤調査を行うことになります。売主の承諾を得られれば、土地を購入する前に、地盤調査を実施できる可能性があります。もし売主の承諾が得られない場合は、ハザードマップや古地図などを頼りに、土地の状況を調べておきましょう。

 

法規制

理想の土地が見つかったら、必ず建築基準法や都市計画法の制限を確認しましょう。希望する間取りの家を叶えられなければ意味がありません。法規制には用途地域、建ぺい率・容積率、斜線制限など、さまざまな項目があります。土地にかかる法規制は市町村の役所で調べることができるため、しっかりと確認しておきましょう。

 

インフラ状況

上下水道・ガス・電気のインフラが敷地内に引き込みがされているか忘れずにチェックしましょう。インフラが整備されていない場合、引き込み工事の費用負担が発生します。もともと家が建っていた土地では、インフラが引き込みされている場合が多いですが、郊外の土地は整備されていない可能性があります。

 

その他、建築・生活の障害になりそうなもの

現地を見学する際には、建築・生活の障害になりそうなものがないかを確認するようにしましょう。例えば、街路樹、電柱、電線、ガードレール、縁石など、工事や車両の出入りの妨げになるため、注意が必要です。もし障害になりそうなものがあれば、コストと手間を費やさなければなりません。

⼟地探しの2つの相談先

 

土地情報はインターネットで収集することができますが、土地探しに迷ったときの相談先をご紹介します。

 

希望エリア周辺の「不動産会社」に相談する

不動産会社は、土地の売買・仲介のプロフェッショナルです。ポータルサイトに掲載されていない土地まで含めて、希望条件を満たす物件の紹介を受けられる可能性が高いと言えます。紹介された多くの土地の中から自分自身や家族の希望条件に合うものを選択し、最終的な購入先を決定しましょう。しかし、土地の仲介を行う不動産会社に相談すると、売主から売却を急かされた物件・営業成績に貢献する物件を紹介される可能性も否めません。 不動産会社の言い分を鵜呑みにして購入先を決定することは避け、自分自身で土地の良し悪しを判断することが大切です。

 

建築を検討している「住宅会社」に相談する

住宅会社は、「注文住宅を建てるための土地」を提案するプロフェッショナルです。注文住宅を建てるための土地探しは、住宅会社に相談する方法がおすすめです。建ぺい率・容積率や高低差などさまざまな条件を総合的に考慮したうえで、総予算に納まる範囲で購入できる物件の紹介を受けることが可能です。土地購入費・住宅購入費を合計した総予算をもとに物件探しの相談ができることは、住宅会社に相談する方法の大きな魅力といえるでしょう。

土地探しのコツを押さえて、理想の家づくりを始めよう!

 

ここまで、注文住宅を建てるための土地の探し方やチェックポイントについて解説しました。土地探しを進める際は、希望条件をまとめて優先順位をつけること・あらかじめ予算を決めることなどが大切です。最終的な購入先を絞り込む際は、周辺環境や災害リスク、ライフラインの整備状況などを踏まえ、後悔しない結論を出してください。

 

高翔では、土地探しをはじめ、注文住宅の建築設計まで豊富な経験があります。芦屋市・西宮市・神戸市で注文住宅をご検討の場合は、ぜひ高翔にご相談ください。

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