注文住宅の家づくりは、大きなライフイベントのひとつです。間取りや内装を考えることは、とても楽しいものですよね。 そんな注文住宅の家づくりは、どのような流れで行われるのかご存知ですか? お金がすごくかかりそう、完成するまでの期間がかかるなど、知識はなんとなくあっても、具体的なことは経験してみないと分からないものです。 そこで、この記事では、おおまかな家づくりの流れについて解説します。家づくりの目安としてぜひ参考にしてみてください。
【注文住宅】家づくりの流れをわかりやすく解説
どのような流れで注文住宅の家づくりが行われるのか、家づくりを始めてからお引き渡しまでをステップ別に分かりやすく解説していきます。その後、どのくらいの期間がかかるのかをご紹介していきますので、参考にしてみてください。
理想の生活を家族でイメージする(1~2ヵ月)
家族で「理想の生活をイメージし、情報収集すること」が注文住宅の家づくりのファーストステップとなります。理想の生活のイメージを擦り合わせることで、効率よく住宅会社選びができ、その先に待っている数々の決断に対応できるからです。
情報収集はポータルサイトなどの一括資料請求サイト・InstagramなどのSNS、雑誌など、便利な無料サービスを積極的に利用することがおすすめです。効率よくイメージを膨らませることができるでしょう。
イメージを共有するときのポイントは、下記を参考にしてみると良いでしょう。
■ どこに住みたいか(駅近、学校、通勤、買い物なども考える要素)
■ お家のコンセプト(モダン系?北欧系?アウトドア系?)
■ どんな家・生活だったら家族で楽しめるか(趣味の部屋、理想の間取りなど)
上記で挙げた要素はほんの一例ですが、考えるだけでもワクワクしてしまうもの。注文住宅は約1年の期間を経て完成します。入居したいタイミングから逆算して家づくりのイメージを膨らませていきましょう。
資金計画(約1~2ヵ月)
理想の家づくりに、自分たちがかけられる予算はいくらなのか知ることはとても重要な要素です。なぜなら家づくりには、土地代、建築費、諸費用など大きな費用がかかるからです。家づくりにいくらまで支出できるかを検討することで、住宅ローンの借入額も変わってきます。資金計画は家づくりの要といってもよいでしょう。
住宅会社選び、土地探し(約2~4ヵ月)
家づくりの計画の事前準備を終えたら、土地がある人もない人も住宅会社選びから始めるとよいでしょう。なぜなら、住宅会社の中には、土地探しを手伝ってくれる会社も多く、一般的な土地と比べて安い傾向にある「建築条件付き土地」を紹介してくれる場合もあるからです。建築条件付き土地を選ぶ際は、指定された住宅会社で建てなくてはいけませんが、なるべく予算を抑えたいという方は検討してみてもよいでしょう。まずは、大きな参考になる住宅展示場などのモデルハウスに足を運んでみてはいかがでしょうか。
間取りの提案・見積り比較
気になる住宅会社から間取りプラン(建築プラン)・見積もりの提示を受け、比較して絞り込んでいきます。
ここでは、概算見積もりを出してもらうだけではなく、家づくりの要望をしっかり反映した間取りを考えてもらい、現実的な見積もりを出してもらうことで後々、予算オーバーするリスクを軽減できます。住宅会社を絞り込む過程は、満足ができるマイホーム新築のために一番大切なステップです。
工事請負契約の締結
1社に決めた住宅会社と工事請負契約(本契約)を締結します。工事請負契約は、マイホームの建築を依頼された建築会社が工事を完成させることを約束し、また依頼人は完成に対しての報酬を支払うことを約束するものです。多くの住宅会社では、工事請負契約(本契約)の締結前に「仮契約(申し込み)」を行う場合もあります。その場合は、数万~十数万程度の申込金を支払います(のちに建築費に充当されます)。仮契約には正式な効力はなく、キャンセルは可能です。しかし、工事請負契約(本契約)は正式な契約となるため、キャンセルには手付金などが発生します。
建築プランの詳細打ち合わせと仕様の決定
工事請負契約(本契約)の締結後は、住宅会社とプランの詳細打ち合わせを進めていきます。その際に、話し合うのは、以下のような項目です。
・間取りの詳細
・住宅設備・建材・建具・内装/外観デザインなどの決定
・着工日や地鎮祭などの日取り
・住宅ローン本審査などの確認
また、着工前に住宅会社側では、建築確認申請も進めます。建築確認申請とは、建てる家が建築基準法などに適合しているかどうかを確認する申請です。自治体に申請する必要があり、完成した図面やその他の書類をそろえて提出します。建築確認済証の交付を受けることで、いよいよ着工可能となります。
着工
いよいよ、注文住宅の工事着工です。新築工事が始まると、騒音や通行止めなどで近所にご迷惑をおかけすることになることがありますのでご挨拶回りをしましょう。タオルや洗剤などを持参して、ご挨拶とお詫びの気持ちを伝えることで、今後を含めたお付き合いを円滑にスタートすることができます。
着工後にも入居に備え、準備することがいくつかあります。
新居の準備はもちろん、工事の状況を確認することも大切です。工事の進捗が遅れれば、引き渡し・入居が遅れてしまいます。また、工事している内容と図面に違いがないかを確認することも非常に重要です。コンセントの位置や窓の高さ・大きさなど、細かな点も確認しておくと、後のトラブルを回避できます。
竣工・引き渡し・入居
建物が完成したら、自治体への建築確認申請に基づく「完了検査」を受けます。また、建物の引き渡し前には、図面どおりに問題なく家が建てられているか施主立ち会いを行い、問題なく工事ができているかチェックをします。傷や汚れ、扉の動きがスムーズでない場所など、気になる場所があれば遠慮なく伝えましょう。引き渡し後に指摘した場合、追加の工事費用が発生する可能性もあります。引き渡し日には、金融機関から住宅ローンが実行されて建築代金を支払い、建物があなたの名義で登記され、鍵や保証書等を受け取って説明を受けます。その後、入居が可能となり、引っ越しを済ませ、新築マイホームでの生活が始まります。
【注文住宅】家づくりの注意点
子どもの学校の入学に合わせて新居での生活をスタートしたいなど大きな理由がある場合は、入居したいタイミングから逆算して余裕を持った家づくりを始めることが重要なポイントとなります。土地の購入まで早くて1ヶ月程度で決まるケースもありますが、なかなか希望に合う土地が見つからないことも珍しくありません。急いでいない場合なども、ある程度の期間を決めてとりかかるようにすると、スケジュールの管理がしやすくなります。また、住宅会社に任せっきりではなく積極的に家づくりに参加することも大切です。土地探しやプラン作成、そして着工から完成まで、全て住宅会社に任せっきりにすることなく、意見をどんどん出して家づくりを楽しんでください。
【注文住宅】家族みんなで理想の生活をイメージしてみよう
家づくりは、人生において一大イベント。初めてのことなので分からない点も多く、不安になりますよね。しかし、上記のステップを踏めば家は建ちます。各ステップで大事なことは「理想の生活を叶えるイメージ」を家族間で共有すること。これさえブレなければ、約1年で理想の家が建つのです。この記事を読んでいる方は今、スタートラインに立っています。上記のステップを参考にして、家づくりを楽しむ一歩を踏み出してみましょう。
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